華やかに見えるIT業界

成長企業が多く時代の先端をいくIT関連の企業はとても華やかなイメージがあります。
求人情報などをみても社員数が少ない会社で若い人ばかりの会社なのになぜか初任給が高い設定だったりして、やっぱりIT関係はもうかっているんだろうな、なんて思ってしまいます。

どの業種にも言えることですが、儲かっている会社はどんどん儲かっていて、儲かっていない会社は儲かっていないのです。
会社を続けるのが精いっぱいという状況の会社はたくさんあります。倒産している会社だってたくさんあります。
そのなかでもIT企業で成功した人たちは注目度が高くテレビなどのマスコミに出演されたときは、豪華なパーティーなんかをしている場面だけを私たちは見てしまうため、華やかなイメージがついてしまうのでしょうね。
若いクリエイターたちが多いのも理由の一つと思います。

昔は年功序列というものがあって、長く働くことにより給料が上がっていくシステムでしたが、いまでは個人の技術が高ければ若くても歳をとっていても関係なく高収入が得られます。

ただし、最先端の業界だけに流行が目まぐるしく変わっていくため、それについていけるかという点も重要です。
いつまでも技術に変化がないと受注が取れなくなっていき、給料も下がるいっぽうでしょう。
ですから、華やかなイメージの裏には過酷な戦いがあるのだと思います。
時代の流行に目を向けながら自分の知識や技術を向上して一線で働くというのは本当に大変なことだと思います。